「2011/12シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査」では、外来・入院別、年齢別に見た抗インフルエンザ薬の使用方針についても明らかにした。また、吸入薬の使い分けに対する考え方、ラピアクタの外来での使用経験、さらに麻黄湯の使用などについても尋ねた。今回はそれぞれの結果を報告するとともに、インフルエンザ診療の専門家のコメントも紹介する。
調査は、2011/12シーズンを振り返り、診療方針、感染対策などの実際はどうだったのかを把握する目的で実施した。対象は日経メディカル オンラインの医師会員で、9月6日から9月21日までの間に、794人から回答を得た(回答者のプロフィールは文末参照)。
外来診療における抗インフルエンザ薬の使用方針
調査では、外来診療における抗インフルエンザ薬の使用方針についても明らかにした。外来患者の年齢別にみた、抗インフルエンザ薬の使用の優先順位を尋ねたところ、以下の特徴が分かった。
まず「10~19歳まで」が他の年齢層と大きく違うパターンを示した。原則、タミフルが使えない10代だが、それでも18.5%の人が優先順位1位に挙げていた(図1)。
インフルエンザ診療Next:トピックス
2011/12シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査
外来・入院、年齢別に見た抗インフルエンザ薬の使用方針
インフルエンザ診療の専門家のコメントも掲載
2012/11/06
「インフルエンザ診療Next」編集
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