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循環器・糖尿病診療
のNew Stage

Lancet Diabetes Endocrinol誌から
20歳の米国民、糖尿病の生涯発症リスクは40%

2014/12/05
佐古絵理=メディカルライター

 米国における糖尿病の死亡率は、1980年代と比べ2000年代では低下したが、発症率は上昇していた。これにより糖尿病によって失われる生存年数は減少したものの、糖尿病の生涯リスクは男女とも40%にまで上昇し、糖尿病と診断されてからの生存年数も増加した。米疾病対策センター(CDC)の研究で明らかになった。結果はLancet Diabetes Endocrinol誌オンライン版に8月13日に早期公開され、同誌11月号に掲載された。

 本研究では、糖尿病の発症率および死亡率の変化を調べ、それらの変化が生涯リスクや糖尿病によって失われる生存年数にどのように影響しているかを評価した。

 糖尿病発症率については、1985~2011年の米国国民健康調査(National Health Interview Survey:NHIS)における成人59万8216人(1年につき2万2156人)のデータから得た。同じデータと国民死亡記録(National Death Index)を関連付けて、死亡率を算出した。糖尿病の有無および診断時期は、NHISによる聞き取り調査に基づいた。妊娠糖尿病は除外した。

 糖尿病の発症率、死亡率、生涯リスクについて、1985~89年、1990~99年、2000~11年の3つの時期に分けて比較した。糖尿病の発症率はロジスティック回帰、死亡率はポアソン回帰を用いて推定した。

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