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京都大学糖尿病・栄養内科学教授 稲垣 暢也氏
インクレチン関連薬の特徴と使い方のポイント
日経メディカル特別編集版JCS2011トレンドより

京都大学糖尿病・栄養内科学教授の稲垣暢也氏

 インスリン分泌促進薬でありながら、単剤投与であれば低血糖を起こしにくい薬剤として注目されるインクレチン関連薬。作用機序から考えて、他の糖尿病治療薬と併用しやすいと認識されている。ただし、高用量のSU薬を処方されているなど一部の患者には注意して使いたい。

 心血管イベントの発症予防に血糖管理が重要であることは言うまでもないが、低血糖に対する懸念などから血糖値が十分にコントロールされていない患者は少なくない。しかし、「インクレチン関連薬は、日本人の病態に合ったインスリン分泌促進薬でありながら、低血糖が起こりにくく使いやすい薬。今後使用される患者は間違いなく増えていくだろう」。こう話すのは、京都大学糖尿病・栄養内科学教授の稲垣暢也氏だ。

 2009年12月以降、5種のインクレチン関連薬が次々と発売され関心を集めている(表1)。同薬の最大の特徴は、血糖値が上昇した時にだけインスリン分泌を促進させるため、単剤では低血糖を起こすことがほとんどないこと。また、血糖値を高めるホルモンであるグルカゴンの分泌を抑制するという、これまでの糖尿病治療薬にはなかった作用もある。

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