日経メディカルのロゴ画像

Anti Thrombotic Therapy.2016

【日本脳卒中学会から】
脳卒中治療ガイドラインの改訂案が明らかに 4月上旬に公表へ

 日本脳卒中学会が改訂作業を進めている脳卒中治療ガイドライン2009の概要が、このほど明らかになった。当初は3月20日から22日まで島根県松江市で開催された総会で発行予定だったが、大幅な改訂となったこともあり、確認作業を慎重に進め、4月上旬には正式に発行される見込みだ。同時に関連学会のホームページでも公表する。

 今総会で6年の任期を全うした学会理事長の篠原幸人氏の解説によると、脳卒中治療ガイドライン2004と改訂案2009では、たとえば参考文献数は約11万件にさらに9250以上の論文が追加となった。引用文献数も802件から1843件に増加、参加委員数は86人(のべ120人)から122人(のべ178人)へと拡大した。

 取り扱った項目数は、大項目5件から7件に、小項目数も109件から144件に増加した。このためページ数は252ページから376ページに大幅増となった。

 内容面で、脳卒中治療ガイドライン2004から大きく変わった点は、(1)脳卒中の発症予防、(2)脳梗塞急性期治療、(3)TIA項目の記載の充実、(4)脳梗塞の再発予防、(5)内頸動脈狭窄に対するCEAとCAS、(6)脳動脈瘤の血管内治療推奨のグレードアップ、(7)無症候性脳血管障害、特殊な型の脳血管障害の追加、(8)リハビリテーション療法、特に文献の大幅な増加--の8点に集約される。

この記事を読んでいる人におすすめ