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オーバートレーニング症候群とうつ病

2018/05/29
田中祐貴(東朋病院スポーツ内科)
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 オーバートレーニング症候群とは、過剰なトレーニングが長期間続き、パフォーマンスや運動機能が低下し、疲労が容易に回復しなくなった状態だと定義されています。通常、トレーニングを行うと一定の疲労が生じますが、きちんと休めば回復し、やがて競技能力が徐々に向上することで、当初より強い負荷をかけたトレーニングができるようになります。

 しかし「トレーニング負荷」と「回復」のバランスが崩れたとき、つまり回復しきらないうちに次のトレーニングを行うと、運動機能は低下します。それなのに同じようなトレーニングを長期間にわたって繰り返すと、徐々にパフォーマンスが低下し、他の人と同じ程度の休息では完全に回復できない状態にまで落ち込んでしまうのです。

著者プロフィール

田中祐貴(大久保病院スポーツ内科)●たなかゆうき氏。神戸大学卒業。腎臓内科医からスポーツ内科医に転身し、現在は兵庫県大久保病院と京都九条病院スポーツ内科外来でアスリート診療を行う。また関西スポーツ内科・栄養学会の代表を務め、スポーツ内科・スポーツ栄養の啓発に努めている。

連載の紹介

あなたの知らないスポーツ内科の世界
中高生の運動部員から70代のマラソンランナーまで幅広く受診するスポーツ内科。実は、倦怠感や息切れなどの症状を抱えながら運動を続けている人は少なくない。アスリートの医学的問題はどのように解決すべきなのか?知られざるスポーツ内科の世界について新進気鋭のスポーツドクターである田中氏が紹介する。

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