日経メディカルのロゴ画像

鉄補充だけで治らないスポーツ貧血がある!?

2018/03/06
田中祐貴(大久保病院スポーツ内科)
鉄補充だけで治らないスポーツ貧血がある!?の画像

 スポーツ貧血の主な原因は「鉄欠乏」と説明してきました。「溶血」が一部関与することもありますが、やはり主因は何といっても「鉄欠乏」です。そのため、基本的には鉄を補充することでスポーツ貧血は改善するはずです。しかし実際には、鉄剤を十分量内服してもヘモグロビンやフェリチンが上昇しないスポーツ貧血症例がまれにあり、スポーツ内科医はこれを「鉄剤不応性のスポーツ貧血」と呼んでいます。

著者プロフィール

田中祐貴(大久保病院スポーツ内科)●たなかゆうき氏。神戸大学卒業。腎臓内科医からスポーツ内科医に転身し、現在は兵庫県大久保病院と京都九条病院スポーツ内科外来でアスリート診療を行う。また関西スポーツ内科・栄養学会の代表を務め、スポーツ内科・スポーツ栄養の啓発に努めている。

連載の紹介

あなたの知らないスポーツ内科の世界
中高生の運動部員から70代のマラソンランナーまで幅広く受診するスポーツ内科。実は、倦怠感や息切れなどの症状を抱えながら運動を続けている人は少なくない。アスリートの医学的問題はどのように解決すべきなのか?知られざるスポーツ内科の世界について新進気鋭のスポーツドクターである田中氏が紹介する。

この記事を読んでいる人におすすめ