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新型コロナウイルスと誤嚥性肺炎の診療(2)◎面会制限の観点から
「通常の対話」から「流行期の対話」へ
まずは医療者同士で、丁寧な対話を心掛けましょう

2020/04/22

 新型コロナウイルスの流行拡大に伴い、面会制限が設けられる病院や施設が多くなりました。悲しいことに、ご家族であっても、(そして患者さんがCOVID-19でなくとも)会えなくなっているのです。こんなとき、コミュニケーションが大変重要になります。

 誤嚥性肺炎の診療の相談に乗っていると、「ご家族が納得してくれない」「食べられないのに、なんとかしてくれと言われる」といった悩みを打ち明けられることが、普段からよくあります。患者さんが次第に弱っていくとき、我々医療者は、これまでの診療経験から予測ができたり、毎日お会いしているなかで変化を少しずつ感じることができます。一方ご家族は、「元気になる」と信じていますし(もちろん私たちもそう願っていますが)、大勢を診てきたわけでもなく、そう簡単には受け入れられません。まして、面会制限のために日々の様子がわからなくなると、なおさらです。

著者プロフィール

吉松 由貴(よしまつ ゆき)氏。2011年大阪大学卒。淀川キリスト教病院での初期研修、同院呼吸器内科での後期研修を経て、現職は飯塚病院呼吸器内科勤務。現職の間、浜松市リハビリテーション病院と聖隷浜松病院で嚥下リハビリテーションに関して国内留学。

連載の紹介

吉松由貴の「誤嚥性肺炎、診療の知恵袋」
誤嚥性肺炎は、すんなりと治る病気ではありません。繰り返したり、命に関わることも多いのです。そんな誤嚥性肺炎の診療に、若手医師が日々どのような姿勢で挑んでいるのかを具体例を交えながらつづります。

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