「QOLを考えて、お楽しみ程度の経口摂取を……」。誤嚥性肺炎のカンファレンスでよく耳にする言葉です。主治医として方針決定を求められたとき私もつい口走る、聞こえの良い表現です。経口摂取を継続しつつ発熱の頻度も減れば、日々の生活の質は担保されるかもしれません。しかしときに、「精査や訓練の中止、誤嚥するリスクの説明、ゼリーのみ継続、末梢輸液、療養型病院へ転院」という一連の診療を意味する決まり文句のように聞こえてしまうのは、私だけでしょうか。QOLつまりQuality of Lifeを「生活の質」ととらえることが原因かもしれません。

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