日経メディカルのロゴ画像

胃潰瘍後のPPIはいつまで続ける?

2017/11/20
田中 由佳里(東北大学東北メディカル・メガバンク機構)

研修医  プロトンポンプ阻害薬(PPI)を長期で飲んでいる患者さんですが、内視鏡では、恐らく2年前の胃潰瘍瘢痕しかなく、萎縮性胃炎も軽度です。いつまでPPIの処方を続ければいいのでしょうか。

田中 よく遭遇するケースだね。ちなみにその患者さん、ピロリ菌の除菌はしているのかな。

研修医 2年前に胃潰瘍になったとき、ピロリ菌の除菌治療は行っていて、陰性になったことも確認されています。恐らく、その影響で胃粘膜の萎縮が軽度なんだと考えています。

田中 その前後、他にも胃食道症状は確認している?

著者プロフィール

田中 由佳里(仙台厚生病院 消化器内科)●たなか ゆかり氏。2006年新潟大学卒。機能性消化管疾患の研究のため、東北大学大学院に進学し、ストレスと過敏性腸症候群の関連をテーマに研究と臨床に従事。東北大学医学系研究科を経て、2019年から現職。

連載の紹介

田中由佳里の「ハラワタの診かた」
正しい機能性消化管疾患のエビデンス解説サイト「おなかハッカー」や、患者の日常生活課題について多職種連携による解決を目指した「おなかハッカソン」などを開催している消化器内科医が、機能性消化管疾患の面白さをお伝えします。

この記事を読んでいる人におすすめ