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第27回
「おかあさんといっしょ」で言葉を育てよう
体言葉の積み重ねが発語につながる

2017/02/23

 1歳を過ぎて「言葉が出てこない」と相談された親子を見ていると、その多くの保護者は言葉を一生懸命教えようとしています。絵本を見せながら「ブーブーはどれ?」「ワンワンは?」「赤は? 黄色は?」などと教えている保護者の様子に見覚えがある方も多いのではないでしょうか。

 大人が英語を勉強するときに英単語を暗記するのと同様に、教えて覚えさせれば言葉が出てくると思っているゆえの指導なのでしょう。でもこれは、子どもの言葉の学習には一番よくない方法だと私は捉えています。子どもは楽しくないので、意欲を持てないからです。

 では、どのようにお母さんにアドバイスをすればいいのでしょうか。私は子どもにテレビを見せるよう勧めています。テレビを使って言葉を育てるのです。

著者プロフィール

横井茂夫(横井こどもクリニック院長)●よこいしげお氏。1975年慈恵医大卒。国立大蔵病院・都立母子保健院を経て、1998年より現職。医師国家試験対策予備校のテコムで小児科の授業を34年間担当し、医師国家試験とCBTの模擬試験問題や解説書を作成している。乗馬、落語鑑賞、料理が趣味。

連載の紹介

泣かせない小児診療ABC
診療所は子どもに「痛い、怖い」と思われがちな場所です。医療従事者は、できる限り子どもの不安を最小限にして子ども達がその子なりに乗り越えていけるよう、手助けをする必要があります。本連載では、横井氏が試行錯誤の末たどり着いた子ども達の不安を減らす診療の工夫を、内科や総合医の開業医向けに紹介します。

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