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第25回
日々の診療で子どもの鼓膜、見ていますか?
耳垢は膝枕でしっかり固定が基本

2016/09/05

 皆さんは小児科外来に訪れる子どもの鼓膜)、診ていますか?

 耳鏡は持っていても、子どもが耳を診られるのを嫌がったり、耳垢を取るのが難しいといった理由で耳痛の訴えのある子どもに限って診ていると答える先生方もいらっしゃると思います。しかし、小児科医の先生方には外来に来る全ての子どもの鼓膜をぜひ診てほしいと私は考えています。鼓膜所見が取れると、発熱のない中耳炎、耳痛のない中耳炎、機嫌の良い耳漏の子どもが多数いることが発見できます。

 一方で、耳・鼓膜を診ようとしても耳垢が詰まっていて、うまく取れずに耳鼻科へ紹介した、頑張って取ろうとしたが、泣かれて騒がれてしまい困ってしまった……。こんな経験をされた方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は、当院で実施している安全で上手に耳垢を取れる方法をご紹介したいと思います。

著者プロフィール

横井茂夫(横井こどもクリニック院長)●よこいしげお氏。1975年慈恵医大卒。国立大蔵病院・都立母子保健院を経て、1998年より現職。医師国家試験対策予備校のテコムで小児科の授業を34年間担当し、医師国家試験とCBTの模擬試験問題や解説書を作成している。乗馬、落語鑑賞、料理が趣味。

連載の紹介

泣かせない小児診療ABC
診療所は子どもに「痛い、怖い」と思われがちな場所です。医療従事者は、できる限り子どもの不安を最小限にして子ども達がその子なりに乗り越えていけるよう、手助けをする必要があります。本連載では、横井氏が試行錯誤の末たどり着いた子ども達の不安を減らす診療の工夫を、内科や総合医の開業医向けに紹介します。

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