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51歳女性、手指と手掌のしびれるような痛み、白い粉【動画あり】
ミステリアス症例◆手に現れては消える白い粉

2016/10/27
山中克郎(諏訪中央病院総合診療科)

松本協立病院総合診療科の上島邦彦先生

 松本協立病院総合診療科の上島邦彦先生が、『野獣クラブ』勉強会で非常に興味深い症例を提示してくれた。タイトルは「白い手のあの人は今」である。

 51歳女性が、手指と手掌のしびれるような痛みと「皮膚が白くなる」と訴えて来院した。受診4カ月前(12月末)から、左手指・手掌に電気が走るようなピリピリと痛みを伴う痺れと、手の皮膚数カ所に白い粉のようなものが出現するようになった。

 白い粉は30分程度で消失する。月に数回、同様の症状が突然出現するという。皮膚科を受診したが、原因不明と言われた。受診3日前から体幹や四肢に移動性のチクチクした痛みを感じるようになり外来を受診した。受診時にこれらの症状はなかった。

 受診2日後、シャワーを浴びた時に出現した手の病変を患者が撮影し写真を送ってくれた。

著者プロフィール

山中克郎(諏訪中央病院院長補佐)●やまなか かつお氏。1985年名古屋大卒。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)一般内科、名古屋医療センター総合診療科、藤田保健衛生大学救急総合内科などを経て、2014年12月から現職。

連載の紹介

山中克郎の「八ヶ岳から吹く風」
総合診療医として唯一やり残したと感じる「地域医療」に取り組むため、諏訪中央病院に移った山中氏。「地域医療」や「地域での教育」によって日本の医療に貢献するという新たなチャレンジの日々を、八ヶ岳山麓で見つけた自然や人々との関わりとともに綴る。

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