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ジャイアンのマネをして罹った病気とは?
「嚥下時痛はあるが咽頭に異常所見なし」をどう攻める

2015/02/12
山中克郎

 諏訪中央病院には「昼カンファレンス」と呼ばれる名物勉強会がある。指導医が司会をし、初期研修医または後期研修医が最近経験した教育症例を提示するのだ。最終診断は発表者しか知らない。症状と基本的な身体所見だけが司会者の指示で少しずつ提示される。与えられた情報から10人くらいの参加者が妄想(!?)を働かせながら鑑別診断について自分の考えを述べる。さながらNHKのテレビ番組「ドクターG」のようだ。

 昼休みになると医師が三々五々図書室に集まってくる。ベテラン医師や外科、放射線科など内科以外の科に所属する医師も集まる。真剣な症例検討会ではあるが、指導医の「親父ギャグ」や後期研修医から指導医への「突っ込み」があり、たいていは大爆笑を交えて会は進行する。

 外来診療が長引き5分くらい遅れて参加した。この日の司会は内科総合診療部部長の佐藤泰吾氏。なにやらノリノリの様子だ。窓から降り注ぐ冬の日差しが温かい。

著者プロフィール

山中克郎(諏訪中央病院院長補佐)●やまなか かつお氏。1985年名古屋大卒。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)一般内科、名古屋医療センター総合診療科、藤田保健衛生大学救急総合内科などを経て、2014年12月から現職。

連載の紹介

山中克郎の「八ヶ岳から吹く風」
総合診療医として唯一やり残したと感じる「地域医療」に取り組むため、諏訪中央病院に移った山中氏。「地域医療」や「地域での教育」によって日本の医療に貢献するという新たなチャレンジの日々を、八ヶ岳山麓で見つけた自然や人々との関わりとともに綴る。

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