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“手”は口ほどにものをいう
爪所見から診断に至った皮膚筋炎

2015/01/29
山中克郎

 諏訪中央病院後期研修医、玉井道裕氏は症例検討会で特徴的な身体所見を写真で提示しながら、あたかも目の前に患者さんがいるかのような効果的なプレゼンテーションを行う。

 先日、60歳代の男性が労作時の呼吸苦を主訴に入院した。両肺野にすりガラス陰影を認めたことから、異型肺炎を疑い抗菌薬を使用したが、症状は悪化。間質性肺炎疑いとなった。この時も玉井氏の写真が役に立ったのである。

 諏訪中央病院には膠原病を専門とする常勤医がいない。そのため、東京から専門医に来てもらい、診断がよく分からない症例を相談している。今月は聖路加国際病院リウマチ膠原病センターの岸本暢将氏が来てくれた。

 症例検討会で、玉井氏が撮影した写真が提示された。爪上皮の延長と出血点が認められる。

著者プロフィール

山中克郎(諏訪中央病院院長補佐)●やまなか かつお氏。1985年名古屋大卒。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)一般内科、名古屋医療センター総合診療科、藤田保健衛生大学救急総合内科などを経て、2014年12月から現職。

連載の紹介

山中克郎の「八ヶ岳から吹く風」
総合診療医として唯一やり残したと感じる「地域医療」に取り組むため、諏訪中央病院に移った山中氏。「地域医療」や「地域での教育」によって日本の医療に貢献するという新たなチャレンジの日々を、八ヶ岳山麓で見つけた自然や人々との関わりとともに綴る。

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