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トラネキサム酸の伝説

2022/05/19
薬師寺 泰匡(薬師寺慈恵病院院長)

 先日、「YOUは何しに日本へ?」というテレビ番組に、HONDAが大好きで、本田技研工業の博物館(ホンダコレクションホール)に来たという人が出ていました。長年の夢であったNSXを所有し、本田宗一郎を崇拝する生粋のHONDA好きで、ものすごい愛が伝わってきました。リスペクトする人の軌跡を見るためだけに日本に来るってすごい情熱ですよね。

 日本の医療界にも、海外の医師から「○○先生に会いたい」という声を聞くレジェンドがいます。例えば、日本医科大学千葉北総病院の救命救急センターにいらっしゃった松本尚先生。今は衆議院議員としてご活躍ですが、以前韓国の救急医とお話ししたときには、神様のような扱いでした。松本先生は全国に先駆けてドクターヘリによる救急医療体制の構築、広域の外傷診療を円滑に行うシステム構築に携わり、そのノウハウを国内外に共有されました。輸出できる技術ってすごいなと思います。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院院長)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年から薬師寺慈恵病院に職場を移し、2021年1月からは院長として地方二次救急病院の発展を目指している。週1回岡山大学の高度救命救急センターに出入りし、ますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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