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ベリベリハートの子守唄~アルコールと私~

2022/04/28
薬師寺 泰匡(薬師寺慈恵病院院長)

 救急で働いていると、アルコール関連疾患の患者さんに必ず遭遇します。それは急性アルコール中毒の患者さんだったり、アルコール依存症の患者さんだったりします。また肝硬変を来していて定期的に意識障害を呈して搬送される人や、腹水が溜まってしまって定期的に呼吸困難で搬送される人もいます。中には、酒以外はほとんど何も口にしないような状態にまで陥り、アルコール性ケトアシドーシス(AKA)となってしまっている人もいます。先日も、脱水でしんどくなって受診した方がいました。AKA一歩手前だなぁと思い、過去に大変なことになった患者さんたちのことが走馬灯のように思い出されました。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院院長)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年から薬師寺慈恵病院に職場を移し、2021年1月からは院長として地方二次救急病院の発展を目指している。週1回岡山大学の高度救命救急センターに出入りし、ますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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