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作者が亡くなっても連載は続くという病院が見習うべきシステム

2021/10/14
薬師寺 泰匡(薬師寺慈恵病院院長)

 先日、漫画『ゴルゴ13』の作者、さいとう・たかを氏が亡くなったというニュースが流れました。「劇画」という分野を確立した漫画家の一人で、読んだことがない人もゴルゴの名前は知っているというほどに社会にも影響を与えた方です。大学受験時代に『古文単語ゴロ513(ゴロゴサーティーン)』(ナガセ、1997)にお世話になった人も多いのではないでしょうか。ただ、意外と「ゴルゴ13」そのものは読んだことないという人も多いような気がします(今では本屋よりも床屋に置いてある確率が高いという噂もありますが)。

 漫画「ゴルゴ13」は、その名前で呼ばれるすご腕スナイパーが主人公の1話完結タイプの漫画で、1968年11月から小学館の漫画雑誌『ビッグコミック』で連載が続くスーパー長寿漫画です。ゴルゴ13はデューク・東郷と名乗る東洋人。ゴルゴ13の語源はイエス・キリスト処刑の際、ゴルゴタの丘で荊の冠をかぶせて殺した13番目の男、不吉で神に背を向けた13という不吉な数字を背負った男という意味とされます。私的な暗殺の依頼の他、公的な機関からの非公式な暗殺依頼も受けるスナイパーで、暗殺依頼の方法が特殊でよくネタにされている(主に僕や友人に)ので、知っておくと会話の広がりがあるかもしれません。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院院長)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年から薬師寺慈恵病院に職場を移し、2021年1月からは院長として地方二次救急病院の発展を目指している。週1回岡山大学の高度救命救急センターに出入りし、ますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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