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クラゲに刺されたら温める?冷やす?お酢をかける?

2021/09/23
薬師寺 泰匡(薬師寺慈恵病院院長)

 8月某日。外来にクラゲに刺されたという人が来ました。コロナ禍でどこもおおっぴらに海水浴場を開けていなかったはずなので、どこかのプライベートビーチでお楽しみだったのかなとか思いましたけど、海はそんなに好きじゃないので羨ましくはありません。僕はプール派です。

 さて、夏に増えるクラゲ刺傷ですが、対処法はクラゲの種類によって異なります。「刺胞」と呼ばれる触手にある毒針から毒が入るので、応急処置としては速やかにこれを除去したいところです。基本的には、海水で洗い流しつつ、触手が残っている場合には除去します。素手で触ると手も痛めるので、できれば手袋や鑷子を用いて除去するのが望ましいです(さすがに僕も海水浴に鑷子を持っていきませんが)。刺胞を刺激しないよう、愛護的に洗浄しましょう。外来受診の時にはこれらの処置が終わっていることがほとんどです。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院院長)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年から薬師寺慈恵病院に職場を移し、2021年1月からは院長として地方二次救急病院の発展を目指している。週1回岡山大学の高度救命救急センターに出入りし、ますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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