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アナル綿棒をコロナの退院基準に使う?

2021/02/11
薬師寺 泰匡(薬師寺慈恵病院院長)

 中国で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査検体を直腸から採取する動きがあるという報道を見ました。

 日本では一般的に、PCR検査の実施時、鼻咽頭にスワブ(綿棒)を差し込んで検体採取するか、唾液検体を採取します。しかし新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後のPCR検査では、こうした上気道の検体で陰性になった患者も、直腸で採取した検体ではしばらく陽性になっていたというのです。糞便からウイルスが検出されることも報告されておりますので、アナルだけにあーなるほどといった感じです。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院院長)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年から薬師寺慈恵病院に職場を移し、2021年1月からは院長として地方二次救急病院の発展を目指している。週1回岡山大学の高度救命救急センターに出入りし、ますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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