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衝撃的な「うんこーま」ことフェカローマ

2020/10/01
薬師寺 泰匡(薬師寺慈恵病院)

※注 題名からお察しなのですが、食事中にはふさわしくない内容だと思います。ぜひ食べ終わってからご覧くださいね。

 みなさんはフェカローマ(fecaloma)という単語を聞いたことがあるでしょうか? ローマのカフェみたいな語感でおしゃれですね。こんなにおしゃれなのに、fecalは「大便の」っていう形容詞です。便潜血反応検査はfecal occult blood testと呼ばれます。「今日仕事帰りにフェカる?」「今めっちゃフェカってる!」みたいな使い方をするとおしゃれですねー。ぜひ今日から流行らせてください!

 さてさてフェカローマですが、世の中には「-oma」と語尾につけると腫瘍を意味する言葉になるという規則があります。fecal+omaで糞便腫というわけです。うんこの腫瘍って何やねんという感じかもしれませんが、塊となるほどの過剰な増殖を行う組織を腫瘍と呼ぶので、要するにうんこの塊です。僕は個人的に「うんこーま」と呼んでいます。このたび、International Journal of Emergency Medicineの臨床画像シリーズに、衝撃的なうんこーまが載っていたので共有します。

衝撃的なフェカローマ
 症例は、精神疾患をオランザピンで治療している70歳の男性が、急激な腹痛のために救急受診したものです。こちらがその写真です。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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