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気管挿管時に飛沫はどこまで飛ぶ?

2020/04/23
薬師寺 泰匡(薬師寺慈恵病院)

 前回、目の前の心肺停止患者さんに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疑いが強いときは、どうしたらよいかということを扱いました。今回は、気道管理について触れます。CPRの時は、エアロゾル発生に気を付けながら気道管理を行うことが提言されており、バッグマスク換気や人工呼吸器にHEPAフィルターを付けること、挿管成功率を上げること、ビデオ喉頭鏡を使用することなどが具体策として挙げられておりました。

 以前から、気管挿管は特にエアロゾル発生のリスクが高い手技だと言われていました。気管挿管に関しては、カナダ麻酔科学会が、SARSコロナウイルス(SARS-CoV)の経験を参考に、気道・呼吸管理において、できる限り医療者への感染を避ける策が提言しています。

 こちらの要点をまとめておきます。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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