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社会問題!? マスクが消えた

2020/02/06
薬師寺 泰匡(薬師寺慈恵病院)

 中国で猛威を奮っている新型コロナウイルス(2019-nCoV)。日本でも感染者が報告され、今後もしかしたら広く伝染していく可能性もなくはないのですが、「感染したら最後、治療法はなく死ぬしかない」というような誤解もされており、とても不安に駆られている一般の方がいるようです。米国ではインフルエンザのB型が猛威を奮っており、数千人もの死者を出しています。感染者や死者数だけなら現時点ではこちらの方が上なのですが、「新型」という言葉が不安を煽っているのか、日本人の興味は完全に新型コロナウイルスに向いています。藁をもすがる思いで、そうした人たちがマスクを買って不安解消しているようです。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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