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死亡診断いつするの!? 自分なりのやり方は…

2019/07/25
薬師寺 泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)
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 テレビドラマなどで、医師が死亡を宣告する場面が流れることがあります。多くの場合、お話ができなくなって息を引き取ったことを確認するか、モニターが心静止となったことを確認して死亡の事実を告げるという場面になるかと思います。救急ではこうした穏やかな最期となることはめったにありません。救命するために救急をやっているとはいえ、お看取りをする機会も多くあります。心停止で救急搬送された場合、目撃ありで市民の応急手当てがある場合の1カ月後生存率は16.6%、目撃なしで応急手当てもなしの場合の1カ月生存率は5.8%です(総務省消防庁『平成30年版救急・救助の現状』より)。つまり、残りのケースは死亡診断をすることになりますので、かなり高頻度だと思います。今日は、この心停止患者さんの蘇生中止と死亡診断のタイミングについて、考えてみたいと思います。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から現職。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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