面白い論文が出ました。敗血症性ショックで乳酸値を指標にした初期蘇生輸液をするか、CRT(Capillary Refilling Time:末梢血管再灌流時間)を指標にした初期蘇生輸液をするかを比較したランダム化対照試験(RCT)です。

 ショック時、ある程度の輸液をすることは必要ですが、近年は過剰輸液が問題視されてきています。敗血症性ショックで輸液への反応を見る際の指標は、中心静脈圧から乳酸濃度へと時代が移り変わってきました。しかし、乳酸濃度の上昇が、末梢の血流低下を直接的に反映するわけではありません。嫌気性代謝で乳酸が産生されるのは確かですが、臓器不全によりクリアランスが落ちていれば数値が低下するのに時間がかかります。

ショック時に輸液量で悩んだら「指を押す」の画像

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