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下痢に乳酸菌は意味がない!?

2019/01/10
薬師寺 泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)

 インフルエンザ関連で受診される患者さんがとても多くなりました。流行っています。インフルエンザにかかっていないかどうかが心配で、特に発熱などがあるわけではないけれど救急受診してしまう人もいます。「それはうちの仕事じゃない」という類の言葉はなるべく使いたくないのですが、それはさすがに救急の仕事ではないと思います。いつか、人類は「不安」に滅ぼされるのではないかとこちらが心配になるレベルです。

 そういったオヨヨな症例の一方で、インフルエンザ感染後に肺炎を併発したり、インフルエンザで高熱が出たまま風呂に入ってのぼせて溺れたなど、重症感が漂う人まで様々な患者さんがいらっしゃいます。インフルエンザになってから心配するのではなく、とにかく予防接種をして手洗いを頑張ってほしいと思うわけなのですが、完全に防ぐというのはいまだに難しいことなので、この分野の研究をしている人を尊敬するばかりです。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院院長)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年から薬師寺慈恵病院に職場を移し、2021年1月からは院長として地方二次救急病院の発展を目指している。週1回岡山大学の高度救命救急センターに出入りし、ますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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