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チール・ニールセンは『ウォーリーをさがせ』

2018/10/18
薬師寺 泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)
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 カール・ニールセンというデンマークの作曲家がいます。交響曲第4番「不滅(滅ぼし得ざるもの)」の他、アラジンの劇付随音楽が有名です。不滅をやろうよと以前誘われたのですが、仕事の折り合いがつかなくて乗ることができず残念な思いをしたことがあります。いつかは不滅をやりたいです!!

 さて、前回もお話しした結核ですが、こちらは滅したい感染症です。結核菌を鏡検するには、チール・ニールセン染色を行います。一文字違いなのです。研修医のころ、外来に結核を疑う患者さんが来た際、当時の内科の偉い先生(オーボエ吹き)から「不滅染色しとけ」と言われました。とっさのことだったので、何のことか分からずにいると、「アホ、カール・ニールセン染色や! 皆まで言わすな!!」と怒られたのは良い思い出です。

 今思い出しても不滅と結核は遠すぎるし、いくら僕がチェロを弾くからと言っても結核とカール・ニールセンは結びつかねーよと思います。やっぱり、まったく良い思い出ではないですね。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から現職。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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