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メジャーとマイナーの分け目は医師国試にあり

2018/02/15
薬師寺 泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)

 北海道日本ハムファイターズに所属し、日本プロ野球を沸かせてくれた大谷翔平選手がメジャーリーグに挑戦するという事で、昨年末さらに日本を沸かせてくれました。実は僕は野球にそんなに興味もなく、キャッチボールもうまくできないほどの球技音痴なのですが、メジャーリーグとマイナーリーグの違いとか、そういうどうでもいいことには興味を抱いて調べたくなる気質を持っております(もちろん大谷選手の活躍には期待をしております!)。そんな野球に興味がない人間だったので、メジャーリーグの二軍がマイナーリーグだと思っていたのですが、どうやら違うみたいですね。

 北米のプロ野球リーグはメジャーリーグとは独立した7つの階層のプロ野球リーグがあり、メジャーリーグ以外をマイナーリーグと呼ぶみたいです。で、メジャーのチームは種々の階層のマイナーリーグのチームと選手育成契約を結んだり、故障選手の復帰支援契約を結んだりということで、協力しながら野球界を盛り上げているということです。

メジャー科とマイナー科
 そんなこんなでメジャーとマイナーの違いを解決できてスッキリしたわけですが、「じゃあ医療界におけるメジャーとマイナーの違いってなんなんだ」みたいなことにも興味を持ってしまいました。

 メジャー科マイナー科ってよく言われますけど、どこで線引きされているんでしょうね。「救急科はマイナー科だよね、後期研修医も全国で200人ちょっとしか集まらないし……」なんて言われると、悔しいけれども何も言い返せないわけなのです。しかしそもそもこれは人数で決まる問題なのでしょうか? 大昔の偉い大学の先生が「内科はメジャー科である。マイナー科と一緒にするな」みたいな発言をして今に至るのでしょうか?

答えは医師国家試験にあるらしい
 あれこれ調べていると、医師国家試験にメジャーとマイナーの分け目があることが分かりました。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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