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患者さんからの好き好き光線

2018/02/08
薬師寺 泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)

 先日、徳洲会の救急グループ(TKG)の勉強会がありました。卵かけご飯じゃないですよ。Tokushukai Kyukyu GroupでTKGです。せっかくならきちんと英語でEmergency Medicineにしたらいいのにという意見もあるかもしれませんが、TKGにしたかったので僕は満足しています。

 TKGは年2回ペースで勉強会を開いており、日本中の徳洲会病院の救急に関わるスタッフが集まります。集中治療まで行う救命救急センターもあれば、純粋なER型救急を展開する病院もあります。救急専任の薬剤師を置いたり、診療看護師を配置する施設、救命士を積極的に起用する施設など、前衛的な試みをしている施設もあるので、毎回各病院の取り組みを聞いたり、運用のノウハウを共有したりと非常に有意義な時間となります。

 また徳洲会病院は電子カルテが共通していることから、共同研究などが行いやすくなっているので多施設共同研究の話なども出ます。大きな医療グループに属することの恩恵ですね。ついに昨年の救急医学会ではTKGからの研究報告がでたので、抄録集にTKGの名前が載りました。「TKG」と聞いて思い浮かべるものランキングで、卵かけご飯の地位を脅かす日は近いかもしれません。

患者さんからの熱烈なラブコールに困惑
 TKGの集会では各施設から研究報告や症例報告がなされるのですが、今回ちょっと興味深い症例報告がありました。患者さんから熱烈なラブコールを送られ、毎日のように病院に来ては特定の医師を探すというのです。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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