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小型植え込み心電計が小型すぎてヤバい

2017/05/25
薬師寺 泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)

 皆さんは普段、失神患者さんの診療にあたることがありますでしょうか? テレビドラマや漫画の世界では若い男女が些細なことでバッタバッタと倒れていますよね。若い女性が僕を見て卒倒した時、「あぁお嬢さん、それは恋ですよ…」とか言ってみたい気持ちはありますが、実際にやったら信頼を損なうだけです。失神は意外と診断が難しく、そして奥深い世界です。

救急外来に多い、うんこ後の失神
 救急外来には、うんこをして失神した人がよく来ます。失神するようなうんこってどないやねんって感じかもしれませんが、こういうとき僕らは迷走神経反射かなと思います。うんこは体が落ち着く方向にいかないとできないもので、うんこするときは副交感神経優位になって血圧が下がりがちだからです。ただし、背景に何か消化管出血とかが隠れているんじゃないかといったことは考えなくてはいけません。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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