日経メディカルのロゴ画像

エコーを使っても安心できない中心静脈穿刺

2017/05/04
薬師寺 泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)

 近年、中心静脈カテーテルの留置はエコーガイド下で行うことが推奨されています。当院でも、どんなに急ぐ場合であれ、エコーを用いて穿刺するように心掛けております。ただ、僕が研修医になりたてホヤホヤのころはあまりエコーガイド下で行われておらず、動脈の走行や解剖の知識を頼りに盲目的にカテーテル留置をしておりました。毎回慎重に、恐る恐るやっていたのが思い出されます。今はエコーを事前に当ててきちんと解剖を把握し、しかも穿刺時と穿刺後に目標とする血管内にきちんとカテーテルが入っていることをエコーで確認できれば、非常に心強いです。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

この記事を読んでいる人におすすめ