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ヒドすぎる医療シーンに仰天「これが魔術か…」

2017/03/23
薬師寺 泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)

 ちょっと前の話になります。仕事が忙しい時期だったのですが、どうしても見たくて仕方なかったものを見てきました。もちろん女性とかいうオチではなくて、「ドクター・ストレンジ(Doctor Strange)」という映画です。僕の大好きなMARVELシリーズ映画の最新作を見てきました。「ドクター」というくらいですから、主人公は医師です。めっちゃプライドの高い神経外科医です。劇中、彼が「Mr. Strange」とか「Master Strange」と呼ばれたときは、自分でわざわざ「Dr.Strange」と言い直していました(笑)。もうどんだけやねんって話ですよ。本当に名前の通り普通じゃないです。

普通じゃないストーリー
 映画のストーリーは、交通事故で両手を潰してしまったこのプライドの高い外科医が、何とか再び手を動かしたいとアレコレ調べるうちに魔術と出合い、その後巨悪と戦うようになるというものです。まぁぶっ飛んだストーリーですが、僕は全然構いません。フィクションだと割り切って楽しむ作品だからいいのです。ハリーポッターを見て、「何が魔法やねん!」とか「なんでホウキが空飛ぶねん!」などという人はいないわけです。ただこの映画、救急医としてこれだけは言いたいということがあります。

 医療シーン、ひどすぎるよね?

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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