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検査キットに振り回されるインフルエンザ診断

2017/02/16
薬師寺 泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)

 救急外来で発熱患者さんが「昨日から発熱してます。実は数日前息子がインフルエンザと言われまして…」みたいなことをいう季節になりました。かれこれ数週間前の話になりますが、実は僕もインフルエンザでまるまる1週間ちかくダウンしました。しかも一家全滅状態でした。まさに絵に描いたようなインフルエンザストーリーが自分にも降りかかって来たのです。かかってしまったものはしゃーないです。どうしようもありません。ということで、ひたすら寝て過ごしました…。

救急医が救急医のインフルエンザを診療するとき
 今回自分のインフルエンザを診断する際、僕はインフルエンザの検査キットを使用しませんでした。アレがないと診断できないというような社会情勢を感じますが、僕は全くそんなことないと思っています。うちの家族は(僕を含めて)誰も鼻をほじられておりません。僕がインフルエンザと診断したからインフルエンザです。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院院長)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年から薬師寺慈恵病院に職場を移し、2021年1月からは院長として地方二次救急病院の発展を目指している。週1回岡山大学の高度救命救急センターに出入りし、ますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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