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子どもをアルコール中毒にするアレ

2016/04/28
薬師寺泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)

 はじめに、この度熊本を中心として発生した地震で被災された皆様、および関係する皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 僕自身は今回、現地に行くということにはなりませんでしたが、現地に行った仲間からはテレビなどで報じられているよりはるかに悲惨な状況だと伝え聞き、心を痛めております。被災地は広域搬送となる患者さんが多いため、大阪まで搬送されるということとなれば当院も受け入れする方向になっていたのですが、そこまでには至りませんでした。結局、直接お力になることはできませんでしたが、現地に赴くスタッフの穴埋めなど、間接的に応援しておりました。今後も、被災地のために自分なりにできることをやっていこうと思います。

子どもが酒を飲んでしまったら、「水を飲ませればOK」じゃない
 さて、世の中は被災地に思いをはせる一方で、通常の生活も営まれております。4月といえば歓送迎会。アルコールの季節です……。世の中の救急外来で働くスタッフは、おそらく日々、急性アルコール中毒の人と格闘していることと思います。僕はお酒が好きだけど酒飲みが嫌いだという話は以前から申し上げていたし、成人の急性アルコール中毒患者の話はもうみなさんも聞きたくないと思うので、今回は小児の話をしたいと思います。いわゆる小児の急性エタノール中毒ですね。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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