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OS-1に新味登場!

2016/03/10
薬師寺泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)

 夏は「熱中症」。春も「ねぇチューしよう」(関連記事)。ということ(?)で、まったく熱中症の季節ではございませんが、経口補水液の話をします。経口補水液ってご存知ですか?ロマネ・コンティを知らないソムリエがいないように、知らない医療関係者はいないのかもしれませんが、一応説明しておきます。

経口補水液のレシピ
 経口補水液は経口補水療法(Oral Rehydration Therapy:ORT)を行うための液体です。脱水時に不足した電解質を適切に補えるもので、「飲む点滴」とでも申し上げましょうか…。主に含まれるのはNaCl(食塩)とブドウ糖です。うまいバランスで配合すると、脱水症状のある人が効率よく塩分と水分を吸収できるのです。自分でも作ることができ、水1Lに対して砂糖大さじ4と2/5、食塩小さじ1/2を入れたら完成です。

 おいしそうですか?おいしくなさそうですよね。飲んだ人は知ってると思いますが、全然おいしくないです。妙にしょっぱくて中途半端に甘くて変な味です。でも、病気の時にはこれが良いのです。言い換えれば、健康な人が飲むもんじゃないのです。ていうか、1Lに食塩3gですからね。ガブガブ飲んだらえらいことになりますよね。牛丼1杯分の塩分ですから…。

 それでも体調悪い時はやっぱりきちんと水分補給しなくてはなりません。せっかくならおいしく飲みたいし、作るのめんどくさいしということで、大塚製薬がOS-1という商品を出しています。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院院長)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年から薬師寺慈恵病院に職場を移し、2021年1月からは院長として地方二次救急病院の発展を目指している。週1回岡山大学の高度救命救急センターに出入りし、ますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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