日経メディカルのロゴ画像

発表!2015年のBEST 5

2015/12/31
薬師寺泰匡(岸和田徳洲会病院救命救急センター)

 この連載の話をいただいて、まぁ週一でやってみるかと始めてみてから早一年が経過しました。そして、2015年ももう終わりが見えてきました。正直、よく続いたなというのが感想です。小学校の時はあんなに作文が嫌いだったのに…。1年に1回、夏休みの終わりにくる地獄のような締め切りが今では毎週ある程度楽しんでやっているのですから、人生何があるか分かりません。とはいえ、やはり皆様の応援やコメントがなければ続かなかったと思います。本当にありがとうございます。

 さて、これまでいろんな記事を書いてきましたが、読まれた記事から読まれなかった記事まで様々でした。とりあえずこれが今年最後の掲載になるので、一区切りということで、人気の高かった記事BEST 5を振り返ってみようかと思います。アクセス数が多かったものはこちらです!!
もしお時間ありましたらちょろっとのぞいてみてください…。

1位 寿司職人も救急医も?オリーブオイルを準備せよ!
2位 「それだけは受け取れません」の中身
3位 真夏の怪談!救急オカルト話
4位 それ気持ちいいの?危険ドラッグ中毒の悲しい話
5位 わーふぁりぜーしょん…?

寿司職人も救急医も?オリーブオイルを準備せよ!
 2015年、一番読まれたのはオリーブオイルの話でした。前半の美味しそうな話から一転し、後半でまさかの「奴」が登場するという展開が病みつきになるエントリー。何度読み返しても嫌な気持ちにしかなりませんね…。もしかすると「耳にオリーブオイルを流し入れる」という、もこ○ちもびっくり的な使用方法は、救急診療に携わる人以外には新鮮に映ったかもしれません。素晴らしい話のタネを提供してくれた、このお寿司屋さんには何かしてあげたいと思います。

「それだけは受け取れません」の中身
 もしかしたら、日々のあるあるネタみたいな感じで共感を得られたのでしょうか?そういえば先日、診察室で5歳の少年から飴をいただきました。「ちゃんと仕事終わってから食べろよ!」とのことでした。ご親切にどうも…。やっぱり人から物をもらうのは恐縮しますが、ありがたいものです。

 危険ドラッグのところでも書きましたが、公園で知らないおじさんからアメをもらったらアンフェタミンが入っており、麻薬中毒で女子高生が搬送されるという恐ろしい事件がありました。5歳の少年がくれた飴を口に含んだ僕もハイテンションになりましたが、それは薬理作用ではなく、感謝の気持ちがなんとなく暖かかったからだと思います。

真夏の怪談!救急オカルト話
 これを書いたのは裏話がありまして…。今年の夏、当院の救急部内では稲川○二のモノマネが流行っており、こちらのコラムを稲川○二の口調で書き上げたら面白いのではないかと思ってしまったのです。完全に悪ノリですが、やるとなったら本気を出して毎晩彼の動画を探し、口調を研究して頑張って原稿を書きました。原稿はそこそこ面白かったのですが、やっぱりあまりにもふざけ過ぎていたので自分でボツにしました。そこで何か変わりにということで、昔、麻酔科の准教授(オーケストラ部の顧問)からオカルト関係の文献をもらったことを思い出して書き上げた次第です。

 この記事は日経WOMAN の方でも取り上げていただいたようです。ありがとうございます。こちらで紹介したように、オカルトを真面目に検証する文献もあれば、前回取り上げたBMJのクリスマス号に掲載されている文献のように突き抜けてしまったものもあります。これからもこの分野は目が離せません!!

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

この記事を読んでいる人におすすめ