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五感を超えろ!救急診療での第六感

2015/07/09
薬師寺泰匡

 普段から、五感をフル活用して診察するのは大事だと思っています。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚です。研修医にも、自分の感覚を存分に生かして診察するように指導しています。

 例えば下痢の患者さん。どんな色の便が出ており、腸蠕動がどのような具合で、便の粘稠度はどの程度で、どんな匂いの便か気にしつつ味を…。

 いや冗談です。食事中の人は申し訳ありません。もちろんう○こを研修医に食べさせるようなマネはしておりません。

健常人のアレを移植する話
 食糞といえば、難治性のクロストリジウム・ディフィシル(C. difficile、CD)関連腸炎に対して、健常人のうんこを投与することで細菌叢を移植するという方法が確立されつつあります。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院院長)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年から薬師寺慈恵病院に職場を移し、2021年1月からは院長として地方二次救急病院の発展を目指している。週1回岡山大学の高度救命救急センターに出入りし、ますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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