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わーふぁりぜーしょん…?

2015/03/03
薬師寺泰匡

 いつものようにカンファレンスを行っていたある日。ある若手医師が発した「ワーファリゼーション」という言葉が気になってしまいました。おそらくワルファリン化するということを指しているんだと思うのですが、どうも違和感があります。そんなわけで、今回のテーマは「わーふぁりぜーしょん」じゃなくて「わーふぁりないぜーしょん」じゃないか?ということを扱ってみます。

 肺塞栓の新規入院患者さんに、ワルファリンを投与することがあります。ワルファリンは言わずと知れた、血液の凝固機能を阻害する薬剤です。凝固因子は大体が肝臓で作成されております。いくつかは製造にビタミンKが必要なのですが、ワルファリンはこれに拮抗することで作用します。凝固因子にはそれぞれ番号が付けられており、II、VII、IX、X因子がワルファリンにより阻害されます。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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