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対酔っぱらい作戦!一筋縄ではいかない酩酊患者

2014/12/16
薬師寺泰匡

 12月も終盤を迎えてまいりました。いよいよ本格的な忘年会シーズンですね。この季節になると、あちらこちらで飲み会が開催されて、酩酊状態でわけが分からなくなった患者さんが量産されます。路上に大量生産されたお好み焼きや、飲酒関連の救急事案の増加が年の瀬を告げているような気がします。

 さて、前回の「救急医療にタブレットは必要か」でも書きましたが、お酒が入った患者さんは、どこの施設でも大抵厄介者扱いされます。意識清明な患者さんと違って、暴言暴力に及ぶ可能性が高く、きちんと診察や検査をさせてくれないこともある一方で、重症疾患が潜んでいたりもします。人員を割いて比較的高度な医療を提供しなくてはならない場合もあり、受け入れに難渋するというのが多勢だと思います。

 今回は、話が通じない酩酊患者を相手に考えなくてはならない事をまとめます。例えばこんな人が搬送されて来たとしましょう。

著者プロフィール

薬師寺泰匡(薬師寺慈恵病院)●やくしじひろまさ氏。富山大学卒。岸和田徳洲会病院(岸徳)での初期研修を経て救急医療の面白さに目覚め、福岡徳洲会病院ERで年間1万件を超える救急車の対応に勤しむ。2013年から岸徳の救命救急センターで集中治療にも触れ、2020年からいきなり管理職。地方二次救急病院で診療しながら、岡山大学の高度救命救急センターでますます救急にのめり込んでいる。

連載の紹介

薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
ER×ICUで1人盛り上がる救急医。愉快な仲間達と日本一明るい救命センターを目指して日々奮闘し、「ER診療の楽しさ」の伝承にも力を入れています。出会った患者のエピソードや面白かったエビデンス、ERを離れた救急医の日常までを綴ります。

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