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《Beyond Healthより》
日本医師会などが進める「AIホスピタル」はここまで来た
日本独自のエコシステムで様々な社会的課題を解決

2021/11/02
舟橋 亮人=スプール

日本医師会副会長の今村 聡氏

 日経BPは2021年10月11~22日に「日経クロスヘルス EXPO 2021」をオンライン開催した。10月20日に行われた「日本医師会コラボレーション企画」では、日本医師会副会長の今村 聡氏と日本医療機器開発機構 代表取締役CEOの内田毅彦氏が登壇。「AIホスピタルによる医療AIの社会実装のためのエコシステムについて」と題した講演を行った。

 前半ではまず今村氏が日本医師会の取り組みを紹介した。日本医師会をはじめとした提言により、「AIホスピタルによる高度診断、治療システム」が、内閣府が創設した「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期(2018年度~2022年度)課題に採択された。これにより、AIホスピタルが強力に推し進められることになったという。

 AIホスピタルとは、AIやIoT、ビッグデータ技術を用いて高度で先進的な医療サービスを、広く医療現場で提供できるようにするというもの。医療は医学・工学・薬学・ゲノム研究などの急速な進歩に伴い、高度化・複雑化・先進化・多様化している。そんな現状にあって、AIホスピタルシステムを開発、社会実装することで、様々な課題の解決を目指すという。

 具体的にはこんな具合だ。AIホスピタルが実現すれば、高度で先進的な医療サービスの提供に加え、医療機関における効率化が実現される。「その結果、超高齢社会における医療の質の確保、医療費増加の抑制、医療分野での国際的競争力の向上、医療現場での負担軽減につなげられる」と今村氏は言う。

連載の紹介

日経クロスヘルスEXPO 2021 リポート
日本のヘルスケア変革を支援するイベント「日経クロスヘルスEXPO 2021」(会期:2021年10月11日~10月22日、オンライン開催)。日経メディカル、日経ヘルスケア、日経ドラッグインフォメーション、日経バイオテク、日経デジタルヘルス、Beyond Healthの各編集部が総力を挙げて情報を発信します。

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