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真冬到来に備える
新型コロナ診療もグランピングの時代に

 ふと気付けば、12月。だいぶ寒くなってきましたが、皆さん、お元気でしょうか。以前のコラム(関連記事:場所も人も装備も足りない!で考えた最適解の話)で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)疑いの発熱患者を診療する「テント診療エリア」を設け、地域の診療所から紹介された軽症患者を受け入れていることをお伝えしました。

 その際、ゾーニングしやすく、院内にCOVID-19疑い患者を入れずに済むなど、テント診療のメリットを書きました。しかし、テントはテント。夏は、本当に暑かった。しかも、PPE(個人防護具)を着けている医療スタッフにとっては、とてもつらいものでした。夏の暑さはなんとか乗り切りましたが、今度は真冬の寒さを考えただけでブルブル。テントの弱点はまだあります。

 それは、風。

 風が強い日は、テントごと飛ばされるのではないかと、ひやひやしました。風速6メートル以上となるとテントが風で破損する危険性があるそうで、いつの間にか天気(特に風速)のチェックが日常業務に加わりました。風が強そうな週末前は、金曜日の診療終了後にテントを畳むことも恒例行事となりました。

著者プロフィール

小島直樹(公立昭和病院救命救急センター担当部長)●こじま なおき氏。1996年東京大卒。半年間東大病院で研修後、現在に至るまで公立昭和病院に勤務。日本救急医学会指導医、日本外科学会認定医、日本集中治療医学会専門医、日本DMAT隊員(統括登録者)。東京都の地域災害医療コーディネーターにも従事。

連載の紹介

小島直樹の「withコロナ時代の救急診療最前線」
救急外来には、様々な疾患に紛れて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が来院する可能性がある。しかも、COVID-19患者の症状は、発熱、頭痛、食思不振、消化器症状、呼吸困難感などと非特異的で、診断は容易ではない。そんな臨床の最前線で日々奮闘する小島氏が、withコロナ時代の救急外来の日々を紹介します。

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