日経メディカルのロゴ画像

次々来院する発熱患者…熱中症?それとも…
~やっぱり多かった熱中症患者で新型コロナ疑いを晴らすには~

2020/09/07
小島 直樹(公立昭和病院救命救急センター)

「熱があってだるいんです」。ほらね、熱中症と新型コロナの主訴はだだかぶり

 9月になり少し落ち着いてきましたが、今年は熱中症患者が多いですね。肌寒くて長い梅雨が明けた途端、35℃超えの猛暑が始まり、身体の準備ができていないケース、いわゆる暑熱順応不足が多いのでしょう。

 さらに新型コロナ騒ぎに意識がもっていかれ、熱中症対策が例年に比べおろそかになっているのも影響していると思われます。身体も心も準備不足なのでしょう。

 当院にも点滴だけで元気になって帰宅される方から、3次救急で搬送されICU管理が必要になる方、さらには建築現場でCPAに陥ってしまい蘇生処置をされながら搬送される場合まで、例年になく多くの熱中症患者が運び込まれました。

著者プロフィール

小島直樹(公立昭和病院救命救急センター担当部長)●こじま なおき氏。1996年東京大卒。半年間東大病院で研修後、現在に至るまで公立昭和病院に勤務。日本救急医学会指導医、日本外科学会認定医、日本集中治療医学会専門医、日本DMAT隊員(統括登録者)。東京都の地域災害医療コーディネーターにも従事。

連載の紹介

小島直樹の「withコロナ時代の救急診療最前線」
救急外来には、様々な疾患に紛れて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が来院する可能性がある。しかも、COVID-19患者の症状は、発熱、頭痛、食思不振、消化器症状、呼吸困難感などと非特異的で、診断は容易ではない。そんな臨床の最前線で日々奮闘する小島氏が、withコロナ時代の救急外来の日々を紹介します。

この記事を読んでいる人におすすめ