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救急外来には新型コロナの第2波なんてない!?
~患者急増中で回顧している場合ではないのですが~

2020/07/31
小島 直樹(公立昭和病院救命救急センター)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者数が連日、増加の一途をたどり、毎日ニュースの発表を見るたびにがっくりしますね。私は、東京の多摩地区の救命救急センターに所属し、第2種感染症医療指定機関でもある500床程度の病院のER、ICUで働く救急医です。

 このコラムは、「ウィズコロナ時代の救急外来について書いてほしい」という依頼を受けて始めることとなりました。日々の診療の合間に、気づいたこと感じたことをなるべく肩ひじ張らず書いていきます。テーマはそれなりに重いのですが、皆さんも、仕事の合間にコーヒーを飲みながら雑談を聞くような気持ちでお付き合いください。あまり気張っていては持ちませんので、イラストも敢えてほっこり系を編集部に選んでもらっています。

 初回は中国の一都市の感染と思っていた新興感染症が、じわじわと忍び寄ってきたあたりの思い出話をつぶやきます。

 新型コロナ感染症との関わり方は、医療機関の所在地、規模、個人個人の役職によって全く異なるでしょう。ただ、ほとんどの医療スタッフは、2月以降に本格的に診療にかかわり始めたのではないかと思います。実際、当院も2月の上旬から患者が入院し始めました。

著者プロフィール

小島直樹(公立昭和病院救命救急センター担当部長)●こじま なおき氏。1996年東京大卒。半年間東大病院で研修後、現在に至るまで公立昭和病院に勤務。日本救急医学会指導医、日本外科学会認定医、日本集中治療医学会専門医、日本DMAT隊員(統括登録者)。東京都の地域災害医療コーディネーターにも従事。

連載の紹介

小島直樹の「withコロナ時代の救急診療最前線」
救急外来には、様々な疾患に紛れて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が来院する可能性がある。しかも、COVID-19患者の症状は、発熱、頭痛、食思不振、消化器症状、呼吸困難感などと非特異的で、診断は容易ではない。そんな臨床の最前線で日々奮闘する小島氏が、withコロナ時代の救急外来の日々を紹介します。

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