日経メディカルのロゴ画像

【第6回】マラセチア感染症の治療に使用する外用薬
マラセチアには伸ばしやすいクリーム剤を

2015/03/17
常深祐一郎(東京女子医科大学皮膚科准教授)

 これまでも繰り返し述べていますが、外用抗真菌薬では添付文書に記載されている効能・効果と実際の効果が必ずしも一致するとは限りません。かなりかけ離れていることもしばしばです。そこで、外用抗真菌薬は、各菌種について効果の高い薬剤を2、3覚えて使用するようにします。

 今回はマラセチア感染症の治療薬について解説します。癜風とマラセチア毛包炎に用います。表1に、マラセチアに対する添付文書に記載されている効能・効果と実際の効果をまとめました。


これだけはおさえよう
◆マラセチア感染症に効果の高い薬剤を選択する
◆マラセチア毛包炎では経口抗真菌薬を必要とすることが多い

適応があっても効果が低い薬に注意

 マラセチア感染症に有効な外用抗真菌薬は、ラノコナゾール(商品名アスタット)、ルリコナゾール(ルリコン)、ネチコナゾール(アトラント)、ケトコナゾール(ニゾラール他)、アモロルフィン塩酸塩(ペキロン)です。

著者プロフィール

常深祐一郎(東京女子医科大学皮膚科准教授)●つねみゆういちろう氏。1999年東京大学卒。東京大学病院と国立国際医療センター病院皮膚科で研修後、東京大学皮膚科医員、助教を経て、2014年から現職。医学博士。

連載の紹介

皮膚科のくすり虎の巻
外用薬をはじめとする皮膚科の薬の使い方について解説します。薬剤ごとに、ちょっとした使い方のコツと注意点を紹介。教科書的なことはなるべく省略し、私が臨床の場でマスターした勘所をしっかりお伝えしていきます。

この記事を読んでいる人におすすめ