日経メディカルのロゴ画像

【第5回】カンジダ症の治療に使用する外用薬
薬剤の有効性を吟味し病変の湿度を下げる工夫を

2015/03/10
常深祐一郎(東京女子医科大学皮膚科准教授)

 第3回で述べた通り、外用抗真菌薬では添付文書に記載されている効能・効果と実際の効果が必ずしも一致するとは限りません。ですから現実的には、各菌種に対して効果の高い薬剤を2、3剤覚えておき、それを使用するのがよいといえます。

 今回はカンジダ症の治療薬について解説します。カンジダ性間擦疹、乳児寄生菌性紅斑(おむつ部に生じたカンジダ性間擦疹)、カンジダ性指間びらん症、カンジダ性口角炎などに用います。表1に、カンジダ症に対する添付文書上の効能・効果と実際の効果、剤形をまとめました。


これだけはおさえよう
◆カンジダに効果の高い薬剤を選択する
◆病変の湿度を下げる工夫をする

カンジダに効果の高い薬剤は?

 外用抗真菌薬のうち、カンジダ症に効果が高いのは、ラノコナゾール(商品名アスタット)、ルリコナゾール(ルリコン)、ネチコナゾール(アトラント)、ケトコナゾール(ニゾラール他)、アモロルフィン塩酸塩(ペキロン)です。

著者プロフィール

常深祐一郎(東京女子医科大学皮膚科准教授)●つねみゆういちろう氏。1999年東京大学卒。東京大学病院と国立国際医療センター病院皮膚科で研修後、東京大学皮膚科医員、助教を経て、2014年から現職。医学博士。

連載の紹介

皮膚科のくすり虎の巻
外用薬をはじめとする皮膚科の薬の使い方について解説します。薬剤ごとに、ちょっとした使い方のコツと注意点を紹介。教科書的なことはなるべく省略し、私が臨床の場でマスターした勘所をしっかりお伝えしていきます。

この記事を読んでいる人におすすめ