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経口抗真菌薬を爪白癬以外にも活用しよう!

2012/08/30

 最終回となる今回は、経口抗真菌薬について解説します。

 爪白癬が経口抗真菌薬を用いないと治癒しないことは有名ですが(とはいえ、漫然と外用抗真菌薬で治療されている爪白癬もよく見かけますが……)、経口抗真菌薬は爪白癬のためだけにあるわけではありません。爪白癬以外の一般的な水虫でも、経口抗真菌薬を使うことで、外用抗真菌薬単独よりも高い治療効果を上げられる症例があります。

 ここでは、まず、水虫の病型ごとに、経口抗真菌薬の出番を見ていきましょう。足白癬は、足底に小水疱や鱗屑の生じる「小水疱型」、趾間に浸軟や鱗屑の生じる「趾間型」、足底がびまん性に過角化する「角化型(角質増殖型)」に大別できます。

著者プロフィール

常深祐一郎(東京女子医大皮膚科准教授)●つねみゆういちろう氏。1999年東大卒。東大病院と国立国際医療センター皮膚科で研修後、東大皮膚科医員、助教を経て、2014年から現職。医学博士。日本皮膚科学会認定専門医、日本医真菌学会認定専門医。

連載の紹介

【短期集中講義】水虫治療 常識のウソ
もはや国民病となった水虫。でも、まだまだ、医師や医療関係者の中にも誤解は多いようです。水虫はきちんと理解して治療すれば完治も可能です。もう一度、しっかり勉強してみましょう。なお本連載では、愛着も込めて、白癬をあえて「水虫」と称します。

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