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連載:【臨床講座】内科救急臨床力テスト
主訴:ジョギング中に突発した背部痛(正答率:19%)
患者プロフィル:59歳女性、大学教員

2013/07/12

 早朝、ジョギング中に突然背部痛を発症し、同行者の通報により救急車で搬送された。胸痛、動悸、悪寒、発熱などなし。喫煙歴は1日1箱を20年。高血圧で近医に通院中で、バルサルタン40mg/日を服用中。喘息やアレルギー歴はない。

 来院時身体所見は、外観は重度に病的。冷汗があり、四肢もやや冷たい。意識レベルは清明。体温36.2℃、血圧190/110mmHg(右)、190/115mmHg(左)、心拍数120回/分、呼吸数18回/分、SpO2 97%(room air)。頸静脈圧は正常。聴診では、心音は整で心雑音なし、呼吸音は両側で清。腹部は正常。四肢に浮腫やチアノーゼ、ばち指なし。上肢の動脈拍動に左右差なし。両側下肢大腿動脈拍動はやや弱い。チアノーゼなし。12誘導心電図は洞調律で、左室肥大所見あり。胸部単純X線写真では急性期変化なし。胸部CT写真では、上行大動脈と大動脈弓に明らかな異常はなかったが、下行大動脈に異常所見を認めた(図1)。

著者プロフィール

徳田安春(筑波大水戸地域医療教育センター・水戸協同病院総合診療科教授)●とくだやすはる氏。1988年琉球大卒。沖縄県立中部病院総合内科、聖路加国際病院/聖ルカ・ライフサイエンス研究所を経て、2009年より現職。

連載の紹介

【臨床講座】内科救急臨床力テスト
2次救急に内科疾患の患者が運び込まれた際に、どのような処置をし、何を投薬すべきか。徳田安春氏が、全国の医師を対象に同じ設問で行った調査の結果を交えながら、クイズ形式で救急医療のピットフォールを解説します。

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