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主訴:前日から続く気分不良とめまい感(正答率:69%)
患者プロフィル:75歳男性、民宿の元社長

2013/06/21

 前日から気分不良とめまい感が出現し、冷汗と悪心を自覚した。めまいは立ちくらみ様で、非回転性だった。耳鳴や難聴、頭痛、運動麻痺、しびれなどはない。慢性腎不全で透析治療のため近医通院中だが、2日前の透析を受けていなかった。救急車で搬送途中、車内の心電図モニターで心拍数70回/分との連絡を受けた。

 来院時身体所見は意識清明だが、外観は重度病的。冷汗あり。体温35.5℃、血圧110/70mmHg(左右差なし)、心拍数35回/分(聴診)、呼吸数19回/分。頸静脈圧の高さは胸骨角より垂直4cm。心臓の聴診でS4を聴取、呼吸音は正常。四肢にチアノーゼや浮腫なし。心電図所見を下記に示す。自動読影の結果は「心拍数70回/分。2段脈あり」だった。

著者プロフィール

徳田安春(筑波大水戸地域医療教育センター・水戸協同病院総合診療科教授)●とくだやすはる氏。1988年琉球大卒。沖縄県立中部病院総合内科、聖路加国際病院/聖ルカ・ライフサイエンス研究所を経て、2009年より現職。

連載の紹介

【臨床講座】内科救急臨床力テスト
2次救急に内科疾患の患者が運び込まれた際に、どのような処置をし、何を投薬すべきか。徳田安春氏が、全国の医師を対象に同じ設問で行った調査の結果を交えながら、クイズ形式で救急医療のピットフォールを解説します。

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