パチンコ中に突然倒れたため、従業員により救急車コール。救急隊到着時、意識、自発呼吸、頸動脈拍動なし。心肺蘇生をしながら救急搬送された。
来院時は深昏睡で顔面蒼白。自発呼吸、頸動脈拍動なし。体幹、四肢に変形や外傷痕なし。胸骨圧迫と100%酸素バッグマスク換気による心肺蘇生を継続しながら、モニターを装着した。患者家族との電話からの情報によると、10年前より高血圧を指摘されていたが放置していた。1日1箱、45年の喫煙歴があったという。心電図モニター(心拍数34/分)は下記の通り。
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著者プロフィール
徳田安春(筑波大水戸地域医療教育センター・水戸協同病院総合診療科教授)●とくだやすはる氏。1988年琉球大卒。沖縄県立中部病院総合内科、聖路加国際病院/聖ルカ・ライフサイエンス研究所を経て、2009年より現職。

連載の紹介
【臨床講座】内科救急臨床力テスト
2次救急に内科疾患の患者が運び込まれた際に、どのような処置をし、何を投薬すべきか。徳田安春氏が、全国の医師を対象に同じ設問で行った調査の結果を交えながら、クイズ形式で救急医療のピットフォールを解説します。
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