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主訴:2日前の起床時からの右顔面脱力、流涎(正答率:55%)
患者プロフィル:40歳女性、主婦

2012/11/07

 生来健康。2日前の起床時より、右顔面脱力に気付き、歩行にて外来受診。3日前に右耳介の後方のしびれるような痛みを感じた。右口角より流涎あり。右眼の閉眼が不完全。発疹、頭痛、嘔吐、耳鳴、難聴、四肢脱力なし。高血圧、糖尿病、脂質異常症なし。最近1年間の海外旅行なし。節足動物との接触の記憶なし。

 来院時身体所見では、全身外観は重篤感なし。血圧120/80 mmHg、心拍数60/分、呼吸数14/分、体温36.2℃。意識清明。歩行スムース。頭頸部、胸部、腹部は正常。遊走性紅斑などの皮疹なし。耳介や外耳道に水疱なし。前頭部(右額のしわ寄せ不可)と閉眼に関連する筋肉を含む右顔面に脱力あり。右聴覚過敏あり。舌の右半分で味覚低下あり。構音障害なし。その他の脳神経所見、四肢運動機能、感覚、協調運動、深部腱反射に異常なし。

 血液・尿検査で特に異常を認めず。まず、点眼と眼帯にて眼球乾燥の予防を行った。

著者プロフィール

徳田安春(筑波大水戸地域医療教育センター・水戸協同病院総合診療科教授)●とくだやすはる氏。1988年琉球大卒。沖縄県立中部病院総合内科、聖路加国際病院/聖ルカ・ライフサイエンス研究所を経て、2009年より現職。

連載の紹介

【臨床講座】内科救急臨床力テスト
2次救急に内科疾患の患者が運び込まれた際に、どのような処置をし、何を投薬すべきか。徳田安春氏が、全国の医師を対象に同じ設問で行った調査の結果を交えながら、クイズ形式で救急医療のピットフォールを解説します。

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