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主訴:けいれん(正答率:43%)
患者プロフィル:35歳男性、会社員

2012/07/09

 以前よりてんかんで近医通院中。バルプロ酸を内服中。今回、職場(会社の事務所)で、パソコン操作中に全身けいれんが起きた。救急隊到着時にも全身けいれんを認めており、酸素を投与しながら病院へ搬送となった。薬剤アレルギー、飲酒、喫煙歴なし。

 けいれん発作が始まって約20分で病院到着。身体所見:血圧130/80mmHg、心拍数130/分 整、体温36.8℃。受診時にも左右の四肢に硬直間代性けいれんあり。呼びかけに反応なし。瞳孔径左右差なし(3mm)、対光反射は両側迅速。貧血、黄染なし。呼吸音は清で、CracklesやWheezingは認めない。心音に異常認めず。迅速血糖チェック160 mg/dL。

 ジアゼパム10mgを2分間かけて静注したところ、硬直間代性けいれんは治まった。しかしその後、意識レベルはJCS100程度とまだ十分回復していない。頸部硬直なし。頭部CTは異常なし。血算にて白血球数8000/μL。もともとの体重は60キロ程度とのこと。

著者プロフィール

徳田安春(筑波大水戸地域医療教育センター・水戸協同病院総合診療科教授)●とくだやすはる氏。1988年琉球大卒。沖縄県立中部病院総合内科、聖路加国際病院/聖ルカ・ライフサイエンス研究所を経て、2009年より現職。

連載の紹介

【臨床講座】内科救急臨床力テスト
2次救急に内科疾患の患者が運び込まれた際に、どのような処置をし、何を投薬すべきか。徳田安春氏が、全国の医師を対象に同じ設問で行った調査の結果を交えながら、クイズ形式で救急医療のピットフォールを解説します。

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